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うんざりだ!と言う時に使う「fed up with」

沢山買い物をされてうんざりしているイメージ

 英会話初心者の頃とは違い、中級レベルになってくると初級者の頃には“道を尋ねる”や“趣味を聞く”と言った単純な英会話だったものから、“少し込み入った(複雑な)話題”について話をするようになります。

 “話の内容が複雑化していく事”によって、どうしても“相手の理解が有って伝わる英語”では無く、自分の意図する内容を“確実に相手が受け取ってくれる英語”を話す必要が生まれてきます。

 そこで、ここでは中級者になり複雑化している会話で非常に役に立つ、「~にうんざりしている」と言う表現を学んで頂きたいと思います。

 「~にうんざりしている」と言う表現は、オンライン英会話だけでなく、日常英会話で非常に良く使われるフレーズになりますので、この機会に是非使い方を学んで頂ければと思います。

「be fed up with」の解説

 まず始めにフレーズについてですが、「be fed up with」を学んで頂きたいと思います。

 「be fed up with」の意味は、先に紹介しているように「(~に)うんざりしている、(~に)あきあきしている」で、例えば、「I'm fed up with her shopping addiction.」とすることで、「私は彼女の買い物中毒にうんざりしている」と言う表現を作る事ができます。

 次に、「be fed up with」と言うフレーズを分解してみると、「fed up」と言う表現が目に付くと思うのですが、実は、この「fed」と言うのは「feed((動物などに)餌を与える、食物を食べさせる)」の過去分詞形(過去形)で、「feed up」とは「(~を)食べさせる」と言う意味になります。

 つまり、「feed up」させられ過ぎた、つまり「食べさせら過ぎた」ため「うんざりしている」状態が「fed up」で、「何を食べさせられ過ぎたために“うんざりしている”のか?」と言うのが「with(~を)」以下に続く文章となります。

 確かに、同じものばかり食べさせられたら嫌になって“うんざり”しちゃいますよね(笑)?

英会話のフレーズは関連付ける

 先ほど紹介した、「be fed up with」と「feed up」のように、英語フレーズを覚える際には、“できるだけ頭の中で関連付けて覚えておく”と言う努力をして頂ければと思います。

 このように頭の関連付ける事で、倍の英語フレーズが覚えられますし、英語フレーズを“忘れにくい”と言う効果も有るので、是非とも実践してみてください。

「be fed up with」が役立つケース

うんざりしすぎて感情が爆発している様子

 これまで紹介してきた「be fed up with」と言う表現は、翻訳すると「(~に)うんざりしている、(~に)あきあきしている」と言う意味になりますが、相手に対して「もう我慢の限界にきているよ」と言う“怒り”のニュアンスを伝える事ができる便利なフレーズでも有ります。

 例えば、「I'm fed up with your excuses.」と言うフレーズを作ると、「お前の言い訳には、もううんざりだ!」と言う意味になり、相手に対して“怒りの意思が有る”と言うニュアンスを伝える事ができます。

 このように「~に対してうんざりしている」と言う表現は、(嫌な事を)何度も繰り返される事で溜まって行った“ストレス”を話相手に伝える事ができるので、特に「愚痴を言いたい時」にも非常に良く使われるフレーズです。

 留学中など、ストレスが溜まる環境下での生活をされている方や、仕事が忙しいサラリーマン、または家事に追われる主婦にも、是非ともストレス発散の意味でも上手に使って頂ければと思います。

「be fed up with」の例文

 最後に「be fed up with」を完全に自分の物にするために、幾つか“愚痴”を言うフレーズを紹介しておきたいと思います(笑)。

  • I'm fed up with your complaint.(君の苦情(愚痴)にはうんざりなんだよ!)」
  • I'm fed up with all this stuff.(何もかもうんざりだよ!!)
  • I'm fed up with working everyday.(毎日働かされる事にあきあきしてるんだよ!)」
  • He fed up with his boss.(彼は、彼の上司に対してうんざりしている)」

 どうですか?「be fed up with」さえ使えれば、あなたの毎日のストレスもスッキリする事ができるのではないでしょうか?

 既に、分っている方も多いとは思いますが、特にこの「be fed up with」と言う表現は、お酒の席で良く聞くフレーズなので(笑)、使いすぎには注意をして頂ければと思います。

怒りを相手に伝えるフレーズは大切

 英語を第二言語として覚える方々にとって、“怒りを相手に伝える事ができるフレーズ”と言うのは、実は、非常に役立つ事が多いんですね。

 どうしても、英語学習者が怒りを誰かにぶつける際、語彙力が無いために「言ってはいけないほどの酷い英語」を使ってしまいがちです(そのため、思わぬトラブルになる事も・・)。

 ですので、ここで紹介した「be fed up with」などを上手に使って“怒り”を表現するようにして頂ければと思います。

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